
2025年5月23日、DJIが日本国内で販売するカメラドローン「DJI Mini 4 Pro」が、国土交通省より第二種型式認証を取得しました。これにより、Mini 4 Proは特定飛行に対応する正式な認証ドローンとして、より広い用途での運用が可能になります。
本日は、型式認証の概要と、JMAドローンスクールが提供する「国家資格講習コース」との関係、受講プラン・費用・スケジュールについて詳しく解説します。
型式認証とは?第二種型式認証取得で何が変わるのか
ドローンの「型式認証」は、2022年12月に制度として導入された、特定飛行を行う機体に対しての国の技術的な認証制度です。今回DJI Mini 4 Proが取得したのは「第二種型式認証」。これは4kg未満の小型ドローン向けの区分で、以下の特定飛行を行うための条件の一部を緩和します:
- 人口集中地区(DID)での飛行
- 夜間飛行
- 目視外飛行(BVLOS)
- 人や物件から30m未満での飛行
- 催し上空の飛行(ただし別途条件あり)
重要なポイントとして、型式認証を取得しただけでは特定飛行の申請が不要にはなりません。操縦者が「二等以上の技能証明」を保有し、かつ必要な限定変更を取得していることが前提となります。
この型式認証取得の詳細については、DJI JAPAN公式のPR TIMESプレスリリースでも確認できます。
国家資格があると何が変わる?ドローン飛行の自由度が飛躍的にアップ
DJI Mini 4 Proの型式認証取得で注目されているのが、「申請不要での飛行可能エリア」が増える点です。例えば以下のようなシーン(カテゴリーⅡB飛行)だと、国家資格(技能証明)がある操縦者なら申請なしで飛行が可能になります。
- 市街地での夜間点検飛行
- 山間部での目視外ルート飛行
- イベント空撮時の臨時対応
つまり、型式認証+国家資格のセットが、ドローン操縦の自由度と即応性を最大限に引き出すカギとなります。
JMAドローンスクールの国家資格講習プラン一覧(2025年最新版)

JMAでは、国が定める「登録講習機関」として、国家資格(二等・一等)講習の全コースを全国会場で提供しています。最新のプランと料金は以下のとおりです。
二等初学者向けセットプラン
プラン名 | 時間 | 学科/実地 | 税込金額 |
---|---|---|---|
二等2セット(基本+目視) | 23時間 | 10h/13h | ¥374,000 |
二等3セット(基本+目視+昼間) | 25時間 | 10h/15h | ¥462,000 |
▶ 最大484,000円お得になるパッケージ。特に夜間・BVLOSの飛行を目指すなら3セット受講がおすすめ。
二等経験者向けセットプラン(JMA卒業生割引あり)
プラン名 | 時間 | 学科/実地 | 割引後価格 |
---|---|---|---|
二等2セット(基本+目視) | 9時間 | 4h/5h | ¥209,000 |
二等3セット(基本+目視+昼間) | 11時間 | 4h/7h | ¥297,000 |
▶ JMA卒業生には33,000円割引が適用され、コスパ良くレベルアップが可能です。
講習スケジュールの流れ(例:二等3セット初学者)
- 1日目~2日目:学科(オンライン)
- 3日目~4日目:基本講習・目視・昼間飛行の限定変更を含む実地講習と修了審査
- 実施会場:全国主要都市のJMA提携実地施設(※詳細は予約後に通知)
なぜ今、国家資格を取得すべきか?
今回のDJI Mini 4 Proの型式認証取得を機に、今後「認証機体+国家資格者」の運用が業界のスタンダードになります。
JMAでは、以下のような方に最適なサポートを提供しています:
- ドローン業務で夜間・目視外飛行の案件を抱える企業
- 屋外撮影・点検業務の拡大を考えているフリーランス
- 空撮や映像業界でプロ機材の活用を計画中の個人
本日のドローン川柳
DJI Mini 4 Proが第二種型式認証を取得し、国家資格との組み合わせで特定飛行の自由度が格段に広がりました。
これからの業務用ドローン運用において、「資格持ち」の価値がますます高まりますね。
ここで、本日のドローン川柳です。
型式と
国家資格で
空ひらく
―― JMAスタッフ 詠
今こそ、あなたも“飛ぶ準備”を。国家資格の取得をお早めにご検討ください。
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DJI Mini 4 Proの型式認証取得に関する公式発表(PR TIMES)

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