
登録制度の更新期限が迫る!2025年6月19日まで
2022年6月20日から始まった「無人航空機の機体登録制度」。この制度により、100g以上のドローンを飛行させる際には、事前に機体の登録が義務づけられました。登録された機体には登録記号(数字+英字)が付与され、リモートIDの装着義務も課されました。
そして今、制度施行から3年が経過しようとしており、登録の更新期限である2025年6月19日が目前に迫っています。
更新を忘れると登録は失効し、再登録には追加の手続きや機器対応が必要になる可能性があります。特にリモートID非搭載の機体を使用している方は注意が必要です。
登録制度の概要と背景

この登録制度は、ドローンの安全な運航と悪用防止を目的に導入されたものです。航空法に基づき、以下のような運用が定められています:
- 対象:機体重量100g以上の無人航空機(ドローン、ラジコン機等)
- 登録期間:3年間(登録日から起算)
- 登録方法:国土交通省システム「DIPS2.0」から申請
- 登録の証明:登録記号の表示、およびリモートIDの送信
制度開始当初、多くの操縦者が登録を済ませましたが、その有効期限が2025年6月に集中しているため、今年は一斉更新のタイミングにあたります。
更新手続きを忘れるとどうなる?
更新期限を過ぎてしまうと、機体登録は自動的に失効し、以下のような影響が出ます:
- 登録がない機体は飛行禁止(航空法違反の可能性)
特に、制度施行前に「暫定措置」としてリモートID非搭載が認められていた方は、更新を怠ると再登録時に新基準を満たす必要が生じ、予期せぬ出費や手間が発生します。
リモートIDとは?義務化の背景と注意点
リモートIDとは、機体が発信する無線信号を通じて、識別情報を地上から受信できる仕組みです。これにより、第三者や当局が遠隔から機体の登録情報を把握でき、不正飛行や事故時の対応が容易になります。
2025年6月20日以降は、再登録にはリモートID搭載が原則必須となるため、
- 登録制度の更新を期限内に済ませる
- リモートIDの有無を今一度確認する
という2点が非常に重要です。
登録更新の方法(DIPSアカウント利用)
登録更新は、国土交通省システムのDIPS2.0からオンラインで行います。
- DIPS2.0にログイン
- 該当の機体情報を選択
- 「更新申請」をクリックし、必要情報を確認・修正
- 支払いを完了
- 登録記号が変わらないか確認
更新後は、機体に貼付している登録番号の表示内容が変わる場合があるため、機体ステッカーなどの再作成が必要になることもあります。
国家資格取得者にも関係する制度です
ドローンの国家資格(一等・二等無人航空機操縦士)を取得していても、機体登録が失効していれば飛行は不可です。
業務や講習、点検作業など、業務利用している操縦士ほど制度遵守が求められるため、以下の確認をおすすめします:
- 登録期限を過ぎていないか?
- 登録記号の表示・状態は適切か?
- リモートIDの有無と電波の発信状況
特に講習機や業務機など複数台を管理している方は、今一度リストアップしてチェックすることを推奨します。

まとめ – 登録更新は「義務」かつ「コスト削減の鍵」
登録制度の更新は、法律上の義務であると同時に、機体を長く使い続けるための手段でもあります。
失効によって再登録・リモートID搭載が必要になれば、費用も労力もかかります。
制度を正しく理解し、更新期限までに確実に対応することで、トラブルや予期せぬ出費を防ぎましょう。
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