【2025年最新版】型式認証ドローンと飛行ルールの正しい理解|JMAドローンスクール公式ブログ

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はじめに

2025年5月、国土交通省より最新の「型式認証を取得している無人航空機一覧」が発表されました。これにより、DJI Mini 4 Proをはじめとした注目機体の認証状況が明らかになり、ドローン操縦者の間でも大きな話題となっています。

一方で、「型式認証があればどこでも飛ばせる」という誤解も広がっています。本記事では、型式認証の正しい意味と、飛行に必要な技能証明や飛行許可の制度を整理し、DJI Mini 4 Proの最新注意点も交えて解説します。


型式認証とは何か?

型式認証とは、無人航空機(ドローン)が国の安全基準に適合していることを国土交通省が認定する制度です。型式認証を受けた機体は、操縦者が国家資格を有している場合、一部の飛行において許可・承認申請が不要になる利点があります。

✅ 第一種と第二種の違い

  • 第一種型式認証:構造等の検査が行われた上で、安全基準に適合したことを証明(例:ACSL PF2)
  • 第二種型式認証:簡易な検査で飛行の安全性を認める(例:Mini 4 Pro、ソニーARS-S1など)

【2025年5月最新版】型式認証済みドローン一覧

第一種型式認証(1件)

型式名保有者重量認証日有効期限
ACSL式 PF2-CAT3型株式会社ACSL4〜25kg未満2023/03/132026/03/12

第二種型式認証(6件)

型式名保有者重量認証日飛行方法(a〜d)
ソニー ARS-S1型ソニーグループ株式会社4〜25kg未満2023/12/22c
センチュリー D-HOPE I型株式会社センチュリー4〜25kg未満2024/03/29a, b
DroneWORK EGL49J-R1株式会社ドローンWORKシステム25kg以上2024/03/29b, c
イームズ E6150TC型イームズロボティクス株式会社4〜25kg未満2024/04/05a, b, c
エアロセンス AS-VT01K型エアロセンス株式会社4〜25kg未満2024/06/05b
DJI Mini 4 Pro型DJI JAPAN株式会社4kg未満2025/05/23a, b, c, d

※本リストは、国土交通省が発表した「型式認証を取得している無人航空機一覧(2025年5月23日現在)」に基づいています。
👉 国土交通省 公式PDFはこちら

🚨「a〜d」の飛行方法とは?

  • a:夜間飛行
  • b:目視外飛行
  • c:人口密集地上空
  • d:催し物上空(例:花火大会、フェスなど)

❗【注意】Mini 4 Proはまだ型式認証済みではない

現在市販されているMini 4 Proは、制度上「型式認証取得済み機体」ではありません。認証を受けた機体には、以下が表示されている必要があります:

  • 型式名:DJI Model DJI Mini 4 Pro
  • 型式認証書番号:No. 6

これらが機体に印字されたもののみが認証機体となり、販売は2025年6月以降が予定されています。


✅ 認証があっても飛行には条件あり

型式認証を受けた機体でも、以下をすべて満たしていなければ飛行許可は不要になりません:

  1. 型式認証機体であること
  2. 第二種機体認証を取得していること
  3. 二等以上の無人航空機操縦者技能証明を保有していること
  4. 飛行が限定範囲(夜間、目視外、25kg超)に対応していること

🛑「催し物上空の飛行」は技能証明の限定に含まれない

「夜間」や「目視外」は技能証明の“限定”に該当しますが、「催し物上空の飛行」は該当しません。

▶ 催し物上空飛行は常に特定飛行に該当

この飛行は航空法上の「特定飛行」に分類され、国土交通大臣の飛行許可・承認が必ず必要です。技能証明や型式認証の有無にかかわらず、申請を省略することはできません。

多くのユーザーが「Mini 4 Proは型式認証があるからイベント上空も許可不要」と誤解していますが、これは完全な誤りです。


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JMAドローンスクールでは、国家資格講習とともに、最新制度や飛行ルールの理解を重視したカリキュラムを提供しています。

  • 初心者向けから一等資格対応まで対応
  • 全国会場で受講可能
  • 型式認証機体による実地演習も導入

本日のドローン川柳

型式認証ドローンの認定が進む一方で、「どこでも飛ばせる」といった誤解も目立ちます。運用については、制度上の注意点を理解することが重要です。

ここで、本日のドローン川柳です。

どこでもと
思うたび読む
認証表

―― JMAスタッフ 詠

今こそ、あなたも“飛ぶ準備”を。正しい知識と国家資格で、安全な運用を心がけましょう。


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